Onとともに
- 3rd Season -
2020.11.16 update
Onとともに
NEVER NOT ON. –いつでも“オン“-スイス生まれのランニングシューズブランドOnには“オフ“という概念はありません。仕事終わりも、休日も、トレーニングウェアから普段着に着替えた後も、Onのシューズを履けば常に“オン“なのです。
「Onとともに」シーズン3の3人目はOnと撮影でも関わりもあり、各方面で活躍中のスタイリスト井田正明さん。今一度Onのシューズを見てもらい、ランニングの用途だけではなく、スタイリストとしての目線からOnをどう料理するのか、Onのシューズの魅力とは何か?を語ってもらう。
-井田さんは服装は気持ちのONとOFFで分けますか?
ないですね。 ONとOFFで分けるというより行く場所によって服装が違うくらいです。仕事がOFFでも友達に会うってなったらお洒落したいですし。強いていうなら撮影の時に動きやすいとか汚れてもいいくらいじゃないかな。
-服やシューズを選ぶときのルールはありますか?
限定品にはあまり興味がないかもしれないです。「これ気に入ってたけどもう履けなくなっちゃった」ってなるのが嫌で。
服も同じ。スタンダードなもの、ではないですが『長く着られる、履ける』っていうのが僕の基準かもしれないです。
スタイリングでシューズを選ぶときも、僕の場合はシューズで今の時代性を出すためって言うよりもその日の自分の気持ちのほうを大事にしてます。
買うときも自分がその日履くシューズを選ぶときも同じですね。
-スニーカーを何足持ってますか?
50足…いや、全部だと100足くらい持ってるんじゃないですかね。
コンバースとVANSで30足くらいパッと思いつきました。幼い頃からスケートカルチャーやオールドスクールのミュージシャンが好きだったので。
自分が担当するスタイリングにも、どこかそういった雰囲気を自然と残すことが多いかもしれませんね。
-シューズを選んでもらったときにCloudboomが即決でしたが、
刺さったポイントはどこでしたか?モダンな要素とパフォーマンスの要素も感じられたのもあるけど、単純にこれはデザインがスタイリッシュだと思ったんですよ。今日は普段より少しスタイリッシュな服装で来たので、合うかなって。
あとOnのシューズ全体に感じられることなんですが、ONとOFFみたいな境界線がない気がしています。このシューズは家でイージーパンツと合わせていいし、スラックスで外で履いても素敵。ランニングにも使えるし、私服にも合わせられる。そんなムードをこのCloudboomからは特に感じましたね。
-ONとOFF・ランニングシューズかそうじゃないか、
みたいなことはあまり関係なしって感じでしたね。
たとえば家/外もそうですし、確かに時代的にも仕事でもカテゴリーや境界線を意識することは多いけど例えばジェンダレスということばよりもノーバイナリーの方が気分ですし、サスティナブル=環境に配慮した物ってことだけではなく、消費されない物だったり大切にずっと着れる物を選ぶってことなど、そういった考えも需要だと思っているので特に「ランニングシューズだからこう合わせる」とかこうみたいなことは意識してないかもです。そういう感覚は昔からあったかもしれないです。だからこのシューズ(Cloudboom)をパフォーマンシューズだから「敢えて選びました」って気は全くないですね。もっと単純に「あ、これいい」くらい無意識に近い感覚で選びました。
-スタイリストの井田さんから見てOnの魅力ってなんですか?
バリエーションが多いってことですかね。「ちょっとこれどうやって合わせようかな」って考えさせる幅があるってところが魅力です。シューズ毎に魅力が違うから。「これにこの服を合わせたい。でもあの服も合わたいし…」みたいな。
一般的には毎日その日着る洋服をなるべく考えたくないだろうから、できるだけシューズも万能なカラーやシル
正直、Onは日本でもかなり認知度が上がってきたし、もっとカラーやシルエットも都会的にしたりすればできると思うんですけど、そこに無理に寄せてない気がしてて。シューズのデザインからランニングの要素も強く感じられるし、OnはOnの独自のスタイルを貫いてる気がしてます。
【Profile】
井田正明さん MASAAKI IDA スタイリスト
1986年生まれ、埼玉生出身。川村都スタイリストスクールを卒業。五十嵐孝智氏に師事したのち、2011年に独立。ファッション雑誌・広告・ブランドのカタログでスタイリングを手がけるほか、各種媒体で連載を持つなどフィールドを問わず幅広く活躍中。
instagram : https://www.instagram.com/masaakiida/
Back Number 3rd
Back Number 1st & 2nd