Onとともに
- 2nd Season -
2020.8.5 update
いつでも”オン”。 スイス生まれのランニングシューズブランドOnには”オフ”という概念はありません。 仕事終わりの遊びも、トレーニングウエアから普段着に着替えた後も、Onのシューズを履けば常に”オン”なの です。そんなOnと共にランニングライフを楽しんでいる人たちをフューチャーした連載企画『Onとともに』。 そして、Onと友になって#Onfriendsの輪を広げよう。
国内外の様々なブランドを取り扱うアタッシュドプレスにて、PRやブランドディレクションに関わる業務全般を担当。
毎日往復20キロの道のりを自転車で通勤し、プライベートではサッカーを中心に、仕事終わりや休日にフット
サルをこなす。スポーツブランドのPRに関わることで、トレイルランニング、フルマラソンなど多くのスポー
ツを自ら実践し、体験、体感を欠かさないスタイル。全ては「フットボールのパフォーマンス向上のために」
をモットーに、生涯“フットボーラー”として日々の生活から精力的に行動する。Jリーグ現役最年長プロサッカ
ー選手の三浦知良選手を子供の頃から尊敬し、背番号はいつも11番と決めている。
Instagram https://www.instagram.com/kingtaro11/
Movie & Photo_IORI MATSUDAIRA
Interview_Hiroki Kameseki(On Japan)/ 今井タカシ(atmos初代店長)
- INTERVIEW
K:太郎さんはファッション系のPRのお仕事をされてますけど、もともと学生の頃からファッションが好きだったから、ということですかね?
T:母親が家でミシンを使って何でも作っていたので、今考えるとその頃からモノ作りには興味があったのかもしれませんね。
K:ファッションを好きになる人って、音楽とかカルチャーが原点になってる人もいると思うんですけど、そうではなく純粋にモノが好きだと?
T:はい。それで言うと僕は完全にモノですね。あとは、子供の頃から背も小さかったんで、カッコよくいうとアイデンティティを確立させる必要があったというか、“キャラ付け”が必要だったっていうのもありますね。だからできるだけ他の人が使っていなもの、身に付けていないものを選んでました。
K:子供の頃といえば、小さいころからずっと今でも続けているサッカーは、いつ頃から始めたんですか?
T:小4でサッカー部に入ったときからですね。当時はまだ野球の方が人気があったんですけど、わりと海外のスポーツとかもうちの親がよく見ていた影響もあって、当時からセリエAが大好きで見ていました。特にACミランの大ファンで、当時最高峰のサッカーリーグといえばセリエAで、ACミランはその名門中の名門だったのでずっと憧れています。
I:本田圭佑選手がACミランに入団したときはどう感じたんですか?
T:いや、もうびっくりですよね。なんていうか、日本人が入るはずのないクラブだと思ってずっと見てきていたので。
K:ちなみにACミランで憧れの選手は誰だったんですか?
T:90年代前半に活躍したオランダトリオへの憧れはありましたね。特にフリットが好きで、もう好き過ぎてシューズも全部彼を真似してLOTTOにしていたし、なんなら今でも友人に頼んでイタリアから取り寄せたりしています。
K:すごいこだわりですね。一回これと決めたらずっと続くんですか?
T:あんまりアレコレと変えないタイプかもしれないです。どちらかというとアメリカものよりはヨーロッパものが好きで、結構長く一つのブランドと向き合いますね。そういう意味ではOnもずっと向き合っていきたいですよ。ダメだと言われない限り(笑)
K:いやいや、言わないですよ(笑)ずっと履いてください。ちなみにOnを初めて知ったのはどういうきっかけですか?
T:EN ROUTEで見て知りました。でも、最初はランニングシューズ感が全面に出ていた印象でしたね。今とはちょっと違うイメージでした。
K:じゃあ今みたいに、ランニングはもちろんのこと、ライフスタイルシーンにも使えるシューズという見方はしてなかったんですね?
T:そうですね。でも、僕はスポーツもラフスタイルもいけますよ、みたいなスタイルは実はあんまり好きじゃなくて、けっこう“着替えたい”タイプの人間なんですよ。スポーツするときはそれに適した格好、そうでない場合はファッションとして、身に着けるものはあえて変えたいんですよね。だからCloud Hi Edgeでは絶対走りませんよ。快適ですけどね(笑)
K:なるほど。じゃあもっと言うと、サッカーするときはサッカーの格好で、ランするときはランの用に着替える、履き替える、というわけですね。
T:もともとランナーではないので、正直いうとランニングするときに、最初はフットサルシューズで走ってましたよ。でも、仕事でランニングシューズブランドのPRとして携わったブランドがあったで、ランニングシューズを履き比べているうちに、特に最新のテクノロジーが搭載されてるモデルはすげーなと思うようになりましたね。
K:じゃあ仕事半分、トレーニング半分で走るようになったということですか?
T:そういう時期もあったかもしれないんですけど、実際に1ヶ月に100キロ以上走るようになったときに、やっぱ自分はランナーじゃないなと気づいたんですよね。だって月に100キロ走ったって全然サッカー上手くならないんですもん(笑)それよりもたくさんサッカーやフットサルをやって、試合の中で走った方が自分には合うなと。あたりまえですけど。
K:たしかにランナーがランニングをするときは速さであったり距離であったり、目指すものは別ですからね。
T:そうなんですよ。月に300キロとか走っちゃう人いるじゃないですか?ああいうの見るとほんとすげーなと思うわけですよ!ちなみに今井さんもめちゃくちゃ走ってますよね。やっぱりあれって競っちゃうものなんですか?
I:いや、意図的に競ってやろうという気はないんだけどね、アプリとかで、ふと気づくと知ってる人とすごい接戦になってることとかあって、そういうの見ちゃうと走るのやめられなくなっちゃうことはあるよね(笑)
T:ほらほら、それですよ、それ!月に300キロとか500キロとか走っちゃうランナーもいるじゃないですか。そういう人達とは絶対に競えないです。でも、自分の中ではフットボーラー最強説を唱えたいという思いはあって、ランニングの練習はしてないけど、サッカーやってるからそこそこ走れます、ぐらいが一番かっこいいかなと思ってます。
K:たしかに今井さんみたいな走り方してる人と競ってはいけませんね。
T:ほんとそう思います。50歳でその距離走ってる先輩方がいると思うと、この先どんだけ頑張んなきゃいけないのよって思っちゃいますけど、そういう人たちがいてくれることはありがたいことだと思ってます。
I:まぁでもさ、俺が50のときのベストタイムなんて、今40の人が50になった時に比べようとしたってどうせ俺自身も覚えてないし、意味ないと思うんだよね。だからこそ同時代性は大事だと思うから、そうやってもし競ってるランナーがいたらその人が何歳とかは気にしてもしかたないと思ってる。
T:もうそれ言われちゃったら絶対今井さんとはランで競えないですわ。
K:たしか太郎さんは通勤で片道10キロぐらいは自転車で移動してるって言ってましたけど、それをランにしちゃえばいいんじゃないですか?
T:いやいや、そんなに頑張って走らなくていいですよ(笑)月間400キロぐらい自転車乗ってれば十分良い運動ですから。
K:たしかに良い運動ですよね。普段は自転車通勤して、時々調整程度に走って、あとはサッカーやフットサルで。ちなみに、同じボールを扱う競技ということで、フリースタイルフットボールとか興味ないんですか?
T:なくはないですけど、僕リフティングはあんまり上手くはできないので。もちろん普通のリフティングはできますけど、あんなトリッキーなのはちょっと。別種目ですもんね。
K:別種目ですよね。Onの中でもCloudXはランニングだけでなく、ワークアウトや他の様々な運動にも対応できるRUNNING REMIXEDをテーマにしたシューズなので、フリースタイルフットボールの時に使ったら面白いかなと思ったんですよね。
T:それいいかもしれませんね。旧型のCloudXを履いて走ったときに、とにかくその軽さに驚いたんですよね。今回リニューアルされたCloudXは以前よりもクッション性がさらに高まった印象で、ランニングしてみて違いがすぐに分かりました。もちろん軽さも感じるので、足捌きが重要になるスポーツに使うのもおもしろいかも!
K:じゃあちょっとやってみましょうよ。
T:ぜひぜひ。CloudXはランニングだけじゃなくて、縄跳びを飛ぶときにもよく使ってたので、そうやって色々と試してみたいですね。