UGGのある日常 Vol.2

UGGのある日常 Vol.2おかもとえみ

これまでのシープスキンブーツ一辺倒のイメージからの脱却を図るべく、 2019春夏シーズンから新たなアプローチを続ける<UGG®(アグ)>に フォーカスした数珠繋ぎ連載企画「UGGのある日常」

ゲスト おかもとえみ インタビュアー
-今井タカシ(初代atmos店長)
-高見薫(UGG®/デッカーズジャパン
インタビュアーゲスト
-DJ HASEBE a.k.a oldnick)

ゲスト おかもとえみ インタビュアー
-今井タカシ(初代atmos店長)
-高見薫(UGG®/デッカーズジャパン)
インタビュアーゲスト
-DJ HASEBE a.k.a oldnick

今井(以下I):それではよろしくお願いします。 おかもと(以下O):よろしくお願いします。 I:UGGの特集ページを制作するにあたって、笑っていいとものテレフォンショッキング方式で、友達の友達は皆友達だ、っていうことで、DJハセベさんからおかもとさんを紹介していただきました。 O:ありがとうございます。 I:オファーもらった時、どう思いました? O:ハセベさんから紹介されたのが、まず嬉しかったのと、UGGも以前MILKFED.さんの展示会に行った時に、ご紹介いただいたサンダルをおうちの中でよく履いてたり、シープスキンブーツもよく履いてたので、声をかけてもらって嬉しかったです。 I:ちゃんとUGGを愛用されていたんですね。 O:はい。 高見(以下T):UGGを若い方にもっと知っていただきたいと思っているので、今年はMILKFED.さんの展示会に2日間張り付いて、可愛い子が来たら紹介してって言ってまして、ちょうど私がいない時におかもとさんが来られて、記帳された名前だけが残されてたっていう、、、 I:へぇー O:かわいいパープル色のサンダルを(FLUFFIEⅡ)履いております。 I:実際UGGに関してはどういう印象をお持ちですか? O:やっぱりモコモコな、冬のイメージはありました。私、普段靴擦れをよくするんですけど、シープスキンだと包まれる感じで、靴擦れが無いので、快適に過ごしてました。

I:UGGを知ったのっていつ頃ですか? O:いつだろう?流行っていましたよね? T:たまに流行るんですよ。 I:自分たちの世代だと、コギャルがよく履いてた時代があって、、、 ちなみにコギャルって知ってます? O:コギャル分かります。 I:今、おいくつですか? O:29歳です。 ハセベ(以下H)コギャル世代って、もう40代だよね。 O:アムラーとは違うんですか? H:アムラーのちょっと前。90年代初頭。 O:私、15歳の時からギャルサー入ってたんですけど、アルバローザの升目コートはマストで着てました。 T:その頃からUGGは知ってました? O:え〜、どうだろう?ちゃんと認識しだしたのは大学に入ってからかな?大学生の時の友達がUGGのショップでバイトしてて、よくそこに遊びに行ってたので。 I:じゃあ、しっかりUGGが身体に染み付いてるって感じですね。 O:UGGって友達とかみんな履いていたので、みんなが知ってるブランドってイメージです。

I:女性の中の認知度は非常に高いよね。でも、そんなこんなで時代が巡り巡って、気付いたら長い間UGGに親しんできた方にだけに響いているブランドになっているんじゃないか?という、、、 そこで最近、リブランディングして、もっと若い層を取りにいこうってなって、モコモコのサンダル作ったり、スニーカー作ったりする流れの中で、atmosとの取り組みの一環として、一緒にコンセプトショップを作ったんですよ。そしてプロモーションもUGGがアプローチしてる層とは違う、atmosとしてできる若い層への発信をしましょうってなって。 T:それで、前回登場いただいたUGG HEADSのDJハセベさんにおかもとさんを紹介いただきました。 H:UGG HEADSじゃなくて、女性だからUGG へっ娘(アグへっこ)入り。 I:えっ?アグへっことかいうと東北なまりの言葉っぽい。 T:何?イガリっこ? O:イガリがっこ? T:違うよ。いぶりがっこ!って何の話してるの?もしかしておかもとさんは秋田出身ですか? O:違います(笑)。東京です。板橋出身でございます。

I:話を戻しまして、UGGに関してですけど、憧れのブランドって目線はあったりしますか? O:そうですね。10代の頃や、20代前半の頃だと、気軽に手に取れる存在ではなく、大人になって、自由に買えるようになったので、ようやく手に取れるものになったって感覚ですね。。 H:UGGって高級品ってイメージがあるよね。 O:それだからこそ、手に取った時に嬉しいっていうか、価値があるんだと思います。 T:さっき履いた時のニヤッと笑った表情がね。 O:こんなに履きやすいんだっていう、価格帯に見合った履き心地というか。すごいな、お〜キタ!って思いました。

H:じゃあ、UGG HEADS入りしてもらって、渋谷センター街の手前でたむろしよう。 O:私、ギャルサー時代、よくセンター街のプリクラのメッカの前によくいました。この間、ギャルの友達と話してた時、あの辺りがまじリビングだったよねって、話をしてました。 H:(笑)当時って、いくつの時? O:15歳の時です。 I:早いね! H:ギャルサーって大学生がメインなの? O:はい。大学生のサークルがメインにあって、高校生のサークルがあって、そこに中学生がたまにいる、みたいな。 I:ギャルサーってどこが活動拠点だったのですか? O:完全にセンター街でしたね。私は板橋出身なんで、板橋の子が多いサークルに入っていたので、練馬のドンキホーテのことを練ドンと呼んでいたんですけど、その練ドンによくいることが多かったのと、 全体ミーティングとかで、よく渋谷に行って、センター街に行ったり、代々木公園でパラパラの練習したりしてましたね。 I:15歳でギャルサーっていっても、箱なんかには入れなかったでしょ。 O:でもデイイベントがあったので、行ってましたね。アトムとかハーレムとかベルファーレとか。ほんとに昼のイベントでしたね。 H:へぇ〜。お客さんとかは入ってるの? O:どこもすごかったです。それこそゼップ東京でダンス1グランプリ、D1ってパラパライベントがあったんですけど、満員で、ステージも気軽に上がれて、初めてゼップのステージに立ったのが、そのギャルサーイベントだったっていう話があります。。 I:ゼップデビューがギャルサーイベントとは! H:いいねぇ、いい話だね〜。 T:その時の足元はUGGだったりしないですよね? O:その時はマルキュー系のブランドの靴でしたね(笑)。

I:で、その後、シンガーになったきっかけって何だったのですか? O:元々、SPEEDが大好きで、小学3年生ぐらいの時に、ダンスを習い始めて、そこからダンスボーカルをやりたくて、小学生を過ごしていたんですけど、中高一貫の学校に入ってダンス部に入ろうと思ったら、結構体育会系のノリが強くて、ちょっと違うなと思って、軽音楽部に入りました。そこで、ベースボーカルをやり始めて、そこから音楽をずっとやっていこうかなって、 何となく思ってたんですけど、高校生になった時に、新しいベースが欲しくて、お父さんに新しいベースを買ってもらいました。その時お父さんに「ベースを買う代わりに、ちゃんとプロになれよ」って言われて。 I:うぉ〜、すごいハードル上げてきましたね。お父さんって何をやられてる方なんですか? O:イラストレーターです。それで、そう言われたんで「なる、なる、プロになる」って言って、少ししてから二十歳くらいでベーシストとしてデビューして、そこから今は歌を歌っているって感じです。 I:パラパラ踊ってて、ベースにいくって、遍歴としては、変わっていますよね。パラパラ踊りながら、耳はベース音を拾っていたって、、、低音に興味がいくって。 H:謎だよね!そこに行き着くっていうのが。すごい独特なグルーブ感。 I:パラパラの音で、低音部っていうのが、全然頭の中に入って無い。 O:確かに。元々、バンドが好きだった上に、ユーロビートが乗っかってきたので、、、同時に並行して全部聴いてきた感じですかね。今でも、当時パラパラで踊っていた曲は聴いていますね。

I:職業として音楽をやり始めてから約10年くらい経つのですね? O:そうですね。ちょうど10年経ちますね。 H:彼女は、フレンズってバンドもやってて、それで結果出して、ソロでも出したEVISBEATSにREMIXしてもらった「HIT NUMBER」って曲が、アンダーグラウンド界隈で評価されて、なんかそのギャップが、彼女のキャラクターが面白いって感じで。 I:「HIT NUMBER」は自分も知ってました。EVISBEATSが好きで、田我流ファンなんで、チェックしてました。いい曲だなぁ、と。 O:ありがとうございます。私もEVISBEATSさんが元々大好きで、ご一緒させて頂いた際は、本当に嬉しかったです。 I:歌詞は自分で作られてるのですか? 「ヒットナンバーかけてよ ヒットナンバー聴かせてよ君にちょっと似てるからきっとちょっと好きになる」このパンチライン最高です! O:ヒットナンバーって英語じゃなくって造語なんですよね。ザ・ベストテンの黒柳徹子さんが 「今週のヒットナンバーは」って言ってたイメージで書きました。本当に言っていたかは分からないのですが、、、 H:業界界隈では、結構知ってる人多いけど、ライブ配信して思ったのは、邦楽のそういう曲を知らない人がまだ多いなと。それで、そういう最近の邦楽をかけると、反応が良いです。 O:ハセベさんとやった曲「ROOM VACATION」の時も、私の周りで反響がすごかったですよ。流しそうめんの会の中では特に。 T:流しそうめんの会って何ですか? O:流しそうめん食べながら、旬の食材を用意して、それを肴に飲む会です。 T:じゃぁ、次はいぶりがっこも入れていただいて(笑)。

I:おかもとさんのプロモーションをしてください。 O:今、音楽ストリーミングサービスのAWAで、先行独占配信という形で、去年出したアルバム「gappy」の中から、2曲リミックスを配信(※)したのと、今年の2月にキネマ倶楽部でやった ワンマンライブのライブ音源を8曲独占配信してる状況です。去年出したアルバム「gappy」もすごくいいアルバムになっていますので、是非聴いて欲しいと思ってます。 I:ハセベさんとおかもとさんとで新しい楽曲を録っているとか。 H:ハイ、録ってますよ。詳細はまた後日お知らせします! O:とっても良くなりそうな。また良いアンセムが出来ちゃうんじゃないでしょうか。 I:楽しみですね! ※アルバム『gappy』から「僕らtruth」のボッサハウス風remixと、「(you’re)my crush」のREGGAE〜ROCK STEADY〜LOVERS風remixとなっており、どちらもこれからの季節にピッタリのアレンジで、DJ諸氏にも好まれそうなフロアライクな仕上がりとなっている。

おかもとえみ

1990年(平成2年)生まれ、東京都板橋区出身、身長153cm。不可思議正統派シンガーソングライター。ゾンビ好きの元ギャル。ソロシンガーとして活動する傍ら、フレンズのメインボーカルを務める。日本大学芸術学部卒業。10代の頃から音楽活動を始め、THEラブ人間のベーシスト、ボタン工場のボーカルを務める。2014年からソロ活動を本格的にはじめ、自主制作EPを発売後、翌年2015年にミニアルバム「ストライク!」をリリース。その後デジタルシングル「POOL」をリリース。ソロ活動と並行し、神泉系バンド、フレンズを結成し活動が盛んになる。また、ボーカリストとして、作家としても、さかいゆう、Sexy Zone、M!LK、吉田凜音から、FRONTIER BACKYARD、illmore、PARKGOLF、TSUBAME等、ポップスからヒップホップ~クラブ系のアーティストの作品に参加し、ジャンルを超え活動の場を広げている。2019年10月に待望のソロ1stアルバムを発売する。

https://okamotoemi.com/