NIKE SPACE JAM
NIKE SPACE JAM NIKE SPACE JAM

atmos
CINEMA
POWERED BY
SPACE
PLAYERS

SPACE PLAYERS PACKの発売を記念して期間限定POP-UP atmos CINEMAがオープン!
SPACE PLAYERS PACKを始め、ここでしか手に入らないオリジナルアイテムに注目!


まるで映画館のような特別な空間でプロダクトのストーリーを体験しよう

NIKE SPACE JAM

atmos CINEMA special Tee

SPACE PLAYERSの上映に合わせた期間限定POP UP SHOP
「atmos CINEMA」開催を記念して作られた限定Tシャツ。

是非この機会に!

NIKE SPACE JAM

atmos CINEMA 店舗情報

住所: 150-0001 東京都渋谷区神宮前4-31-2
TEL: 03-5411-4285
オープン日: 7月16日(金) - 7月25日(日)
オープン時間: 12:00 - 20:00

NIKE SPACE JAM NIKE SPACE JAM

PRODUCT

APPAREL

FOOTWEAR

Talking About
By WIN
(Winiche&Co.)

Text by Masayuki Ozawa
[MANUSKRIPT]

マイケル・ジョーダンが自身のルーツであり、ヒーローであるWiniche & Co.のWIN氏は中学生の頃にバスケットボールに出会い、アメリカのカルチャーに2000年代もNBAを生活の一部として追い続けてレブロン・ジェームズに出会う。キングの異名をもち、キャリア晩年を迎えつつあるレブロンは2015年にワーナーと契約。マイケル・ジョーダンとバッグス・バニーの共演が話題になった96年公開の映画『スペース・ジャム』の続編として『スペース・プレイヤーズ』に主演するにあたり、自身のルーツやレブロンのこと、映画のことを振り返ってもらった。

―ルーツであり、自身を形成するカルチャーでもある
バスケットボールとの関わりについて

バスケットを始めたのは中学生から。マイケル・ジョーダンがすごく注目されて、漫画『SLUM DUNK』が始まって。そんな重なりで日本中にバスケのムードが高まっている時に熱中していました。高校まで現役で続けて、その後は地元のOB会とか草バスケをしていました。部活で派手なシューズを履くことはなかったです。その頃のジョーダンは僕にとってストリートのためのシューズでした。

東京の下町出身で、服もスニーカーも好きでしたね。1994年に自分自身でニューヨークに行って以来、自分の好きなものはアメリカで手に入れてました。バイトで貯めた金を握りしめ、日本では手に入らなかったクライロンのスプレー缶とスニーカーを軍もののドラムバッグにパンパンに詰め込んで持ち帰ってましたね。当時は今よりも規則が緩かったんで。就職して一度は離れたんですが、しばらくしてストリート(バスケ)をやっている後輩に誘われてまた始めました。現在も「UNDERDOG」というチームに所属しながら、バスケを楽しんでいます。今はオンコートの目線でジョーダンも選んでいます。なんだかんだ買う量は昔に比べて減りましたが、シリーズにつき1足は持っています。

―レブロンを知った時のエピソードや、好きな歴代の
シグネチャーモデルについて。

レブロン(・ジェームズ)を知ったのは、ちょうどバスケを再開した頃。ハイスクールの時点で既に話題になっていました。高校生ではケビン・ガーネット以来のアーリーエントリーって盛り上がって、NBAのドラフト1位でキャバリアーズに入団した時のインパクトはよく覚えています。バスケの情報源は日本の雑誌だと『HOOP』、あとは『SLAM』とか海外の雑誌をタワーレコードで買って読んでました。英語は読まずに、選手がどんなシューズを履いているか写真でひたすらチェック。動くものはBSで見ていました。

東京はまだストリートがNBAと結びついていませんでしたが、僕はバスケットボールという競技がアメリカに根付いていたのが好きだったから、ずっと追ってました。NYもそうですけど、バスケが生活の一部みたいな。言葉にするのは難しいけれど、それがアーバンって感覚はあったんですよね。スニーカーのカルチャーより、アメリカのカルチャーが好きだったんだと思います。だから鳴り物入りのレブロンにも反応したし、ジョーダンも買い続けていた。

レブロンのシグネチャーで最初に買ったのは「AIR ZOOM GENERATION」。ウィートヌバックのカラーや素材が好きでした。この頃はストリートでもウィート流行りで「AIR FORCE1」や「JORDAN 6 BOOT」、adidasの「ALL DAY ALL NIGHT」とか人気がありました。確かレブロンもティンバーランドみたいなバッシュが履きたいってリクエストだったと思います。でも、その後のシリーズはガチャガチャしてくるというか、すごく重そうになっていくのでオンコートでも履きにくくなりました。あの「いなたい」アッパーのデザインが苦手で。バギージーンズやベロアジャージに引っ掛けるみたいな、2000年代特有のスタイルが特徴的でした。

ルーキーの時に交わしたナイキとの7年契約が一旦リセットされて以降、彼もNBAを優勝して、クリーブランドからマイアミに移籍して、活躍の仕方も変わっていった。シューズへのこだわりが見直されたのか、その後のシグネチャーは買い続けています。「LEBRON7」でズームエアからマックスエアにソールのユニットが変わってからですね。今でも気に入っているのは「LEBRON11」の”グラフィティ”です。ハイパーポジットの部分のペイント柄が気に入って、バスケ用に買いました。あと「LEBRON12」が発売された頃にNIKE iD(現在はNike By You)で作ったこれ。ラルフ・ローレンの「ザ スノービーチ」コレクションをイメージしたんですけど、ガンダムっぽくって好きです。この時はソールに六角形のクッションを使っていて、たしかジョーダンのシリーズと同じ方向を辿るようになりましたね。

―前作『スペース・ジャム』の思い出と、
新作『スペース・プレイヤーズ』に期待したいこと

97年に日本で公開された『スペース・ジャム』はジョーダンが一度目の引退を表明して、野球に転向したリアルなストーリーがそのまま使われていたのが面白かったですね。映画のときはもう実際に復帰していて、二度目の3ピートをしたり。日本にもジョーダンをはじめ、NBA選手がたくさん来日したりして、一番盛り上がっていました。ブルズはロッドマンとかチームメイトに加わって、まさに『ラストダンス』の頃です。

今回の『スペース・プレイヤーズ』はまだトレーラーしか見ていませんが、僕にとっては別物な気がします。前回はやっぱりジョーダンのリアルが軸になって、そこにルーニーチューンズが組み合わさって。あの頃の激動のジョーダンがなかったら成立してないストーリーで。でも今回は、バーチャルワールドでのバトルとか、もっと社会のトレンドを巻き込んでいる印象がありました。『スペース・ジャム』の時のジョーダンもワーナーと契約したことで、それまでの黒人のアーバンカルチャーのイメージをひっくり返した感がありましたよね。今回のレブロンも、そういうeスポーツとかSNSとか、あとファミリーの話にも焦点が当たっているのかな?一方で(ドゥウェイン)ウェイドのパスをレブロンがダンクする有名なプレイを、ローラ・バニーが同じポーズで再現していたシーンもトレーラーにあったので、リアルとのリンクも楽しみです。現役のNBAやWNBA選手もたくさん出るっぽいですね。クレイ・トンプソンとかカイリー・アービングとか。

―新しいスニーカーに出会う楽しみ

『スペース・ジャム』の時は「AIR JORDAN11」の”スペース・ジャム”が後で発売されたりしたけど、直接的に絡めたナイキのマーチャンダイズはなかった。でも、今回はばっちり映画とコラボレーションして、やりきった感がありますよね。この「LEBRON 18 LOW」の2カラーは、バッグス・バニーとマービン・ザ・シャーマン、ロード・ランナーとワイリー・コヨーテとか、ポップなキャラクターを片足の中で左右非対称に表現しているし、「テューン・スクワッド」のチームカラーの「LEBRON 19」も作っている。こういうのを、もっと若い世代も巻き込んでストリートのファッションや、リアルなプレイして履いて楽しんでもらいたいですね。ウィメンズや、家族や親子で楽しめるマーケットもあるのかな、と思います。

自分たちが若い頃は、リアルな購入体験が当たり前で、それこそイベントでしか手に入らない楽しさがあったかもしれない。でも、現代ではリアルで購入することが特別なことだから、新鮮に感じるのかもしれません。そのあたりもこの映画の内容ともリンクしてるのイベントなのかなと! atmosのポップアップに遊びに来て、カルチャーに触れて映画に興味を持って、シューズを履いたら楽しいんじゃないですか。

Information

atmos CINEMAには、今回インタビューを敢行したWINのSPACE JAM秘蔵コレクションも飾ってあるとか。
気になる人は、今すぐ入店予約を!

WIN
中学生から部活動でバスケットボールを始め、90年代半ばからグラフィティやHIP HOPカルチャーにものめり込む。その頃からスニーカー収集は止まらず、毎週のようにスニーカーを試すのが日課。現在はストリートバスケットボールチーム UNDERDOG唯一のシニアメンバーであり、ランニングチーム AFEに所属。2007年Winiche & Co.を設立。日暮里のオフィス兼ショップでは倉庫のような佇まいに、自身のルーツであるストリートのミックスカルチャーが凝縮されている。

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