NIKE RETRO SUMMER PACKの発売を記念して、atmosが期間限定の
この店舗だけで体験できるスペシャルな体験も。 期間限定、スニーカーをモチーフにした夏のお祭りを体験してみよう!
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RETRO SUMMER T
小島奉文(アトモスディレクター)
× 兼近俊哉(ナイキクロニクル)
ナイキのレトロスニーカーのコレクターのレベルは世界でもトップクラスの日本。その中でも、兼近俊哉氏の功績は大きい。70 年代を中心にナイキスニーカーのアーカイブをまとめた書籍『ナイキクロニクル』『ナイキクロニクル・デラックス』の制作に 携わった中心人物である。そんな氏の偏愛コレクションが並ぶ部屋に訪れ、atmosディレクターの小島がナイキのレトロスニー カーの魅力について話を聞いた。
小島:そもそも兼近さんが、ナイキのヴィンテージスニーカーを集めるようになったきっかけから教えていただけますか?
兼近:元々は、ヴィンテージデニムなどのアパレルが好きだったのですが。そこで同じ趣味を持つ仲間が青と黄色のワッフルト レーナーを履いているのを見てカッコイイなと思い、自分でも買ったのがきっかけです。当時はまだ復刻とかもあまりなかったので、カラフルでレトロなスニーカーといえばオリジナルを探すしかありませんでした。
小島:それはいつぐらいの話なんですか?
兼近:自分が23歳ぐらいの時の話なので…、90年代前半ぐらいだと思います。そこから集めるようになって、今まで休まずずっと好きですね。
小島:何故他のブランドではなく、ナイキだったのでしょうか?
兼近:ナイキが一番カラフルだった気がするんですよね。後は、収集癖もあって、買い始めるとマス埋めゲームみたいになっていって、歴史を掘って知れば知る程どんどん面白くなっていくんですよね。日本製というのにも親近感があって、後々ですけど よりハマっていく切っ掛けになりましたね。エアマックスのヴィンテージとかは今、加水分解してしまって履けないじゃないで すか。70年代のスニーカーはエアが無いですし、日本製で日本ゴムという素晴らしい会社がやっているので、履けるんですよね。
小島:なるほど。じゃあ、今後もレトロスニーカーの収集はきっと続いていきますよね?(笑)。
兼近:そうですね(笑)。他のものも知りたいんですけど、頭も固くなって来ちゃったし、狭く深くという方が似合う歳にだん だんなってきたのかなと思います。今もちょこちょこネットなどで買ったりするんですけど、出品者も分からない「モデル名不 明」が一番お宝の可能性がありますね(笑)。古着屋さんでも今何かナイキないですかねって聞くと、モデル名は分からないけど…とヤバいものが出てきたり。ここ15年ぐらいは、そういう買い方ですね。
小島:もしかしたら、ナイキ本社でも持っていないモデルもあるんじゃないですかね。基本は手放さないでずっと持っているん ですか?
兼近:トレード的に手放すものはありますが、基本的に残したい物は全部残しています。このナイキのレトロランニングシュー ズの分野に関しては、日本人のコレクターが世界でもトップレベルだと思います。僕らの仲間たちがかなり持っていますし、この「ナイキクロニクル」がその証拠になっていると思います。
小島:「ナイキクロニクル」制作のきっかけは何だったのでしょうか?
兼近:20代の時から、ナイキのヴィンテージで本を作りたいという想いがあって。勝手に昔の雑誌の切り抜きなどを切り張りし て、「ヴィンテージ大図鑑」というものを作っていたりしました。でも、実際に本は自分だけの力じゃ作れないなとは思ってい たんです。それから自分のHPのBBSに全国のオールドスニーカーファンたちが書き込むようになって。じゃあ、全国の好きな人 を集めようとオフ会をやる様になったんです。みんなナイキのレトロシューズを履いて、集合するんです。もう、15年目で毎年 お正月にやっています。日本の人だけでやっていたのですが、今は海外で取材を受けているような人たちが、日本の旅行も兼ねて6~7人ぐらい来たりもしています。
小島:すごいですね。当時の集合写真とか見ても、気合いが違う。
兼近:そのトップ3の仲間で本を作ろうとしたのが、この「ナイキクロニクル」です。
小島:ナイキの本社の人もこの本をバイブルとして読んでいるという話を聞きました。
兼近:ナイキのアメリカの人が来て、これを作った日本人に会いたいということで呼ばれて、何で作ったのかとかを聞かれたり もしました。その時、ナイキに認められた気がして嬉しかったですね。ナイキの新作を作られている方たちからすれば、本当に 奇妙な存在だと思いますけど。古いものにまだ知らないものがあるんじゃないかと、探求し続けているんですから。
小島:年代などもいっぱいあると思うんですけど、コレクションする時のこだわりはあるんですか?
兼近:昔からこだわっていたのは、スペシャルナイロンコルテッツ。これは大学の陸上部を応援するためにそこの生協で売られ ていたりしたんですね。だから、それぞれその大学のカレッジカラーになっているんです。
小島:へー、大学の購買みたいなとこで売られていたんですか。かなりお洒落ですね(笑)。こうやって実物を見るとやっぱり オーラがありますよね。アトモスのお客さんでも、こういったヴィンテージのナイキを見たい人はたくさんいるんじゃないかな と思います。
兼近:でも、物が無さすぎて、需要が少ないというか。今人気に火が付いたとしても、誰も得しない(笑)。だから、バッシュとか他のカテゴリーと同じ様に、ランニングのカテゴリーに関しても超本気の復刻をして欲しいですね。
小島:このマーケットって、日本ではまだあまり伸びてないとは思うんですけど、可能性はあると思っていて。今日はそのオリ ジナルを介して、魅力を伝えられたらと思っています。
兼近:履き心地とかを考えるとしょうがない進化なのかもしれませんが、オリジナルはフォルムがシュッとしているんですよ ね。僕らはスニーカーを目の前に置いて酒を飲む、みたいな事をやってますから(笑)。
小島:ヴィンテージは買えないかもしれませんが、今の若者は古着のカルチャーが男女共に浸透しているので、相性は良いと思 うんですよ。逆に、新品のダンクやジョーダンが古着と合わないからと言って、自分で黄ばませるペンが流行っていたりするん です。だから、今の若い子たちには逆にフレッシュに見えると思いますし、ナイキのスニーカーの魅力というのはやっぱりここ からスタートしてると思うので。
兼近:そうなんですよね。ナイキのスタートがこうだったということが上手く伝えられたら良いですよね。
小島:今回のキャンペーンでもワッフルトレーナーの新作がリリースされていますが、兼近さんにとってヴィンテージのワッフ ルトレーナーの魅力とは何でしょうか?
兼近:やっぱりこの時代のカラフルさは魅力ですね。どのヴィンテージにも言える事なんですけど、人と被らないという点も良い。でも、気合いを入れた物が新しく作られたりしたら、僕らコレクターの方も普段履くものとして欲しいと思いますね。CDや本、スニーカーでも気に入ったものは保存用と2個買いするじゃないですか。古いものは、それがなかなかできないので。
小島:兼近さんみたいなコレクターからしても、こういったレトロスニーカーのカテゴリー自体が盛り上がって欲しいという気 持ちはありますか?
兼近:それはもちろんあります。カッコイイと自分たちは勝手に確信しているので。それは揺るぎないです。気付いたら、生涯 捧げてしまってるぐらいなので。
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昭和の夏にインスピレーションを受けてデザインされた一足。
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