NIKE BRAZIL 1998
現在、210を超える国と地域で親しまれている世界で最も人気が高いスポーツ、サッカー。
その中でもフットボールの祭典で世界最多となる5度の優勝を誇るのが、南米最大国のブラジルです。
この度、そんな “サッカー王国” が1998年大会で着用した名作ユニフォームの復刻が決定。
2024年6月28日(金)に発売を迎えることを記念し、ファッションシューティングやストリートスナップを敢行したほか、
ブラジル代表の歴史などを紐解きます。
シンプルながら伝統を感じさせる逸品
NIKEは、1997年からブラジル代表のユニフォームを手掛けており、
伝統的なカナリア・イエローとラウンドネックを採用したボディは、
この時代の空気感を纏うオーバーサイズのシルエットで、
過剰なディテールを施さないリンガーTシャツ風のシンプルなデザインが特徴。
そして、左胸にあしらわれたCBF(ブラジルサッカー連盟)のエンブレムの上には、
当時の優勝回数を意味する4つ星が輝いているのが特徴です。
FASHION STORY
atmosオリジナルのキービジュアルは、
モデルを務めたのは、人気モデルのMayuriと
オルタナティブヒップホップユニット「KOMOREBI」で活躍するMatheus。
ブラジルにルーツを持つ2人が、27年前の名作を現代風に着こなします。
STREET SNAP
ストリートのリアルな声は一体?
Brazil 1998 Reissueの発売に先駆け、
彼・彼女たちの着こなしを参考に、
自分らしいスタイルのヒントを見つけてください!
エースの急病に泣いた前回王者
1994年大会のディフェンディング・チャンピオンとして、
“フェノーメノ(怪物)”と呼ばれたロナウドと “黄金の左足”を持つリバウドを筆頭に、
錚々たるスカッドを擁した優勝候補の大本命は 下馬評通り決勝まで駒を進め、
開催国のフランス代表と相見えました。
しかし、試合当日の朝にエースのロナウドが病に倒れ、強行出場するも力及ばず、
地元フランスにトロフィーを明け渡す結果となってしまったのです。
そして、再起を図った2002年大会では、
予選から苦戦を強いられながらも3大会連続で決勝に進出。
オリバー・カーン率いるドイツを相手に2-0で勝利し、
前人未到の3連覇とはならなかったものの、
史上最多となる5度目の優勝を果たしたのです。
時流を織り交ぜたデザインの変遷
サッカーの歴史を文字通り彩ってきたユニフォームは、
分厚いコットンシャツにニッカーボッカーズという普段着に近いスタイルから、
20世紀初頭に合成繊維の薄くて軽いシャツと膝丈のショーツへと代わり、
1970年代でスポーツメーカーのロゴ入りデザインが急伸。
そして、国際化が進んだ1980年代に入ると
スポンサーのロゴが大きくプリントされ、
1990年代にはゆとりあるシルエットかつ
鮮やかなデザインというファッション要素も兼ね備えるようになりました。
しかし、技術革新により2000年代から機能性の追及が始まり、
次第にシンプルでタイトな現代風のシルエットへと移り変わったのです。
機能面から選手をサポート
1試合あたり90分間、断続的に蹴・走・跳を行うサッカーは、
そのため、ナイキが手掛けるユニフォームには
パフォーマンスアパレルの最高基準である
Dri-FIT ADVが採用されています。
ナイキスポーツ研究所による研究結果や
先進のボディマッピング技術で測定されたデータ、
選手からのフィードバックをもとに、
優れた俊敏性や通気性、換気性、軽量性を実現し、
機能面から選手たちのパフォーマンスの向上をサポート。
さらに、素材にリサイクルポリエステルを使用することで、
史上最もサステナブルなユニフォームに仕上がっています。